『香林』とは、千年紀にわたって漢詩で謳われた、異民族や異教徒が融合して暮らす景勝地のこと。

『居』とは、そこにあること。構えること。振舞うこと。

香林居とは、この世界に実在しない、人々の心の中だけにある、穏やかで優しい時間が流れる理想郷をイメージしています。

土地に充満する空気が凝縮されて文化となり、洗練 された美へと滴下していく姿を。異文化が溶け合い、新たな美と平穏が創出 されていく様を。土地の歴史・文化・自然が滲み出した、重厚で豊かな時間の流れを。この宿で朧げに感じ取っていただけたら、この上ありません。