


飛行機に乗って遠くにいくだけが旅ではなく、自身の内的世界を旅して広げることも新たな発見や気づきのきっかけであると思うのです。人類の数千年の文明史の中で、平穏な時代は決して多くはありません。そんな混乱の絶えない世の中でも、信仰や宗教といった精神世界の旅を行うことが人々の心の安寧へと繋がったのではないのでしょうか。香林居では、身の回りの情報をシャットアウトし、自分自身の自我と対面する、そんな深い瞑想状態へと誘っていきます。
浮かぶ瞑想、
アイソレーションタンク
Isolation Tank
アイソレーションタンク




isolationとは、隔絶すること。つまり、外界の光や音、皮膚感覚など様々な情報を遮断し、隔離されることで、深い瞑想状態に入るための装置です。死海の5倍の浮力があると言われている、高濃度のエプソムソルト(硫化マグネシウム)で満たされた水溶液に浮かび、無重力に近い浮遊感に身体をゆだねることで、全身の筋肉が重力の影響から解放されます。この筋弛緩作用によって、外部からの刺激に頼ることなく全身を効果的にリラックスさせることが可能となります。タンク内には光が届かず、音もなく、体温とほぼ同じエプソムソルトの水溶液によって皮膚感覚も曖昧になっていき、身体の感覚器官が受容する情報がほとんどなくなります。まるで、真っ暗な世界に自分の自我がぽつりと浮かんでいるような感覚。
その時の脳波は、睡眠に落ちる直前、または浅い睡眠の時に近い白昼夢状態になることが実験で明らかになっており、瞑想の熟達者が体験しうる意識状態に近いと言われています。寝ているような、それでいて夢を見ているような感覚。それはまるで胎児が母親の子宮の中で羊水に浮かんでいる感覚とも近いと言われており、意識を深い瞑想状態へと導いていきます。
期待される効果
リラクゼーショ ン
海水の5倍の浮力に身を委ねて浮遊することで、無重力状態に近い筋弛緩作用が生まれます。また、感覚器官が受容する情報を断ち、脳内に浮かぶイメージを受け入れている時間は瞑想の熟練者が辿り着く感覚に近いとされており、非常に高いリラクゼーション効果があると言われています。
疲労感の回復
浮遊感に身体を委ね、五感をシャットダウンすることで、神経活動の90%近くを占めているとされる外部刺激の情報処理から脳が解放され、蓄積していたストレスを軽減させていきます。脳の疲労感を解消することから、気分障害等の予防にも効果があることが研究で分かっています。

瞑想の監修

伊藤東凌
建仁寺「両足院」副住職
臨済宗建仁寺の塔頭「両足院」副住職。両足院で生まれ育ち、建仁寺境内にある専門道場にて3年間の修業を経て僧侶となる。一般的な坐禅や写経体験などの指導をおこなうほか、ヨガと組み合わせた坐禅体験など、現代にそった体験プログラムを提案している。
瞑想の流れ
01
身体を清める
セッション開始前に個室内のシャワールームで全身を綺麗に洗い、皮脂や汚れ、化粧、ヘアワックス等を落としていただきます。
02
タンクに入り、溶液に浮かぶ
タンクに入り、身体を浮かせます。初めは力んでしまうことがありますが、慣れると次第に力が抜けていきます。
03
瞑想する
ナレーション音声にしたがって瞑想を行います。無になろうとするのではなく、自分を観察するような感覚でいることで瞑想状態に近づきやすいと言われています。
04
身体を流す
60分経過すると音声が流れセッションが終了します。シャワールームで体についた溶液を洗い流し、必要があれば化粧などで身だしなみを整えます。
05
水分補給
前室にて水分補給をしていただきながら、体験中に心に思い浮かんだことを振り返っていただきます。




ご予約に際して
〈料金〉
¥9,900 / 60分(準備等含む所用時間 120~150分)
〈予約時間〉
下記よりご都合の良い時間をお選びください。
ご宿泊の方 17:00- / 17:30- / 20:00- / 20:30-
翌日 8:00- / 8:30-
日帰り利用 11:00- / 11:30- / 14:00- / 14:30-
〈お持ち物〉
以下のアメニティについてはご用意いたしております。その他必要に応じてお持ちくださいますようお願いいたします
タオル類/耳栓/綿棒/シャンプー/コンディショナー/ボディソープ/クレンジングオイル/化粧水/乳液/コンタクト保存液/コンタクトケース/絆創膏/ワセリン