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土地に充満する空気が凝縮されて文化となり、

洗練された美へと滴下していく姿を。

異世界や異文化が融和し、

新たな美と平穏が創出されていく様を。

金沢の歴史・文化・自然が滲み出した、

重厚で豊かな時間の流れを。

みなさまに心ゆくまで感じていただける、

そんな滞在になりますことを切に祈っております。

そんな歴史的背景を有するこの地にて、九谷焼をはじめ、

古くから世界の工芸品を扱うギャラリー『眞美堂』のビルを改装。

兼六園から21世紀美術館に到るまで、

時代を超越して美の集積地となったこの街に、

東洋世界における美の在り方を見つめ、

その処方を試みる滞在空間『香林居』が生まれました。

香林 ― さまざまな漢詩で詠われている

中国・紹興の美景地区の名であり、

異宗教と異民族が融合した理想郷的な意味を持つ。

金沢においてこの言葉を冠する土地の名は、

比叡山延暦寺の僧「香林坊」に由来します。

かつて織田信長の手によって滅亡した朝倉氏に仕えていた香林坊は、

後に還俗し、加賀の薬種商に婿入りします。

そしてある晩、義父の夢に現れた地蔵尊のお告げを受けて目薬を調合。

その目薬が前田利家の目の病を治したことをきっかけに

名をあげたと云われています。

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Prescription

香林坊に流れる歴史と文化。

白山麓が育んだ自然と大地。

そんなこの土地の空気感を凝縮して

空間内に織り込みました。

心と身体に処方する、豊かな金沢時間。

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Experience
Restaurant
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Aroma Meditation

目には見えない、写真にも撮れない、

でも確かにそこにある

一期一会の刹那的な出逢い。

土の香り、草木の香りから始まる

無限の精神世界の旅。

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Newsletter

香林居にまつわる

活動やその軌跡など、

金沢の日常を言葉にのせて

現地よりお届けします。

2021.06.19

​その一

白山水系の恵み、すなわち清らかな水と豊かな樹木をホテル内の蒸溜設備で蒸溜し、その精油や蒸溜水をもとにつくられたアメニティをご用意しています。向田香林坊が調合したという目薬も、かつては『蘭引』とよばれる陶製の蒸溜器でつくられていたともいいます(諸説あります)。そんな時間の流れに思いを馳せて。

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​その二

2021.06.29

金沢を代表する知識人・鈴木大拙といえば、その著書の多くが英語で書かれていることも有名ですが、読めば読むほど、東洋・西洋の文化を超越したところで見出した独自の「禅思想」がある気がします。そんな彼の思想を体現した鈴木大拙館には、曇り空がよく似合う。

2021.07.20

​その三

立方体のように四角四面の空間の中で生きてきている私たちにとって、うねるような曲線に包まれて過ごすことは決してありふれた瞬間ではないのかもしれません。香林居は、その前身となった眞美堂ビルの印象的なアーチのファサードからインスピレーションを得て、柔らかな円弧と、張り詰めた直線で構成された空間になっています。

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